TapeDeskは4トラックのレコーダーとしても、シンセとシーケンサーとドラムを積んだグルーヴボックスとしても使えます。切り替えはいつでもできて、テープのほうは気づきもしません。
トラックは4本で、6本にもできます。テープの長さは10分です。スピードは0.25xから2xまでで、デッキと同じように音程も一緒に動きます。ループをオンにすると、一周ごとに音が一層ずつ重なります。ひとりで録るときは、手を叩くまでテイクが待ってくれます。
ソースを使うと、一度に複数のトラックへ録音できます。シンセを1本のトラックに、声を別のトラックに入れられます。本体だけでも、マルチチャンネルのオーディオインターフェースをつないでも録れます。



Émilie Gillet(Mutable Instruments)のPlaitsをもとにした11のシンセエンジンに、サンプラーとドラムが加わります。
どのエンジンにも、4つのマクロ、2つのエンベロープ、フィルター、2つのLFO、専用のエフェクトがあります。テープは、各トラックをどの音で録ったかを覚えています。



| drift | ゆらぎ · 群れ · 開花 · 広がり | アナログの群れ、ステレオ |
| poly | 波形 · 太さ · 音色 · ボイス | バーチャルアナログ |
| fold | 折り返し · 波形 · ゆがみ · うねり | ウェーブフォールディング |
| fm | 変調量 · 比率 · 鋭さ · 膨らみ | 2オペレーターFM |
| pluck | 撥弦 · 減衰 · 音色 · 胴鳴り | はじいた弦、放っておくと消える |
| mallet | 打撃 · 余韻 · 音色 · きらめき | 音程のある打楽器 |
| wave | スキャン · 波形 · 量子化 · 移ろい | ウェーブテーブル |
| cz | ピーク · 波形 · 倍音 · スイープ | フェイズディストーション |
| ensemble | アンサンブル · 音域 · 空気感 · ビブラート | ストリングマシン、ステレオ |
| noise | ざらつき · ピーク · 色合い · 突風 | ノイズとテクスチャー |
| dx | パッチ · 変調 · 明るさ · 伸張 | 6オペレーターFM、32パッチのバンク付き。.syxカートリッジを読み込めます |
| sample | 波形 · ノート | ファイル1つを鍵盤で弾くサンプラー、トリムとループ付き |
| kit | 24パッド | ドラム、12パッドのバンクが2つ |
キーはスケールの音だけを弾きます。コードはパッドごとにコードを1つ置き、鍵盤の真ん中あたりに密集した形で鳴らします。シーケンスには4種類のシーケンサーがあり、そのひとつがピンです。ベルの並んだビリヤード台で、ボールが跳ね返るたびに音が鳴ります。なかなか目が離せません。
ユーカリはループするピアノロールです。鳴り方が気に入ったら、テープにプリントします。



24のパッドが2つのバンクに分かれています。音はファイル、動画、マイク、テープのトラックから取り込めます。チョップはブレイクを空いているパッドに切り分けます。


上にトラック、下に鍵盤、真ん中に大きくテイクがあります。シンセを弾いて、画面を切り替えずにそのまま録音できます。ソースを使えば、声も同時に別のトラックに入ります。


トラックごとのチャンネルストリップ、2系統のエフェクトバス、それにミックスをリミッターへ押し込むドライブがあります。マスターのeqは4バンドで、指で描いて動かします。
エフェクトは7つあり、どのバスにもほかのアプリのAUv3を読み込めます。クラッシュ、かすみ、ゆれは元の音を食ってしまいます。送れば送るほど、トラックの音は残らなくなります。









| テープサット | ドライブ · 音色 · バイアス · 経年 | テープの飽和。経年は新品のテープから古いカセットまで。まず高域が落ちてヒスが増え、3分の1を過ぎたあたりでワウが入ってきます。 |
| ディレイ | 時間 · 反復 · 音色 · ワウ | テープエコー、30〜750 ms。時間を動かすと、エコーが滑るように変わります。 |
| リバーブ | ディケイ · 音色 · しずく · 減衰 | 8本のフィードバックライン。しずくはスプリングのきらっとした響きです。 |
| クラッシュ | レート · ビット · ざらつき · 音色 | サンプリングレートを1.5 kHzまで、ビットを3まで落とします。アンチエイリアスフィルターは通しません。 |
| かすみ | 周波数 · 動き · レゾ · 波形 | 信号そのもの、またはLFOで動くフィルター。LFOは自由にも、テンポに合わせても動かせます。 |
| ゆれ | 深さ · レート · 波形 · 落ち | ピッチの揺れと、テープの音落ち。 |
| きらめき | きらめき · 広さ · 音色 · 開花 | オクターブずれた音がもう一度入ってくるリバーブ。音程は−12から+12まで。 |
1曲が1本のテープで、トラック、テンポ、ループ、ミックスがまとめて入っています。書き出しはwavかm4aで、全体、トラック別、ループ1周分から選べます。聴いていたときと同じ音で出てきます。


Ableton Link、MIDIクロックの入出力に対応し、USB、Bluetooth、ネットワークでつないだMIDIキーボードならどれでも使えます。MIDIラーンを使えば、手元のつまみでトランスポートからeqのバンドまで、ほとんど何でも動かせます。


ほかのアプリの中では、TapeDeskは2つに分かれます。TapeDesk: Tapeはミックス付きのテープで、ホストが再生を始めると録音します。TapeDesk: Playはシンセを楽器として使うもので、オートメーションできるパラメーターが37個あります。
テープはアプリと共通です。ホストの中で録ったものは、あとでTapeDeskで開けます。
アプリがバックグラウンドにあっても音は鳴り続け、ロック画面にトランスポートが出ます。録音の途中でアプリが閉じても、次に開いたときに復元するか聞いてきます。
データは何も集めません。15の言語に対応していて、ライト、ダーク、自動のテーマと、4種類のアイコンから選べます。

